アトピー性皮膚炎(肌の乾燥)と痒みによる不眠の症例

初診日 平成2X年5月31日
患者

女性 30歳 161p 52kg 既婚 

専業主婦

主訴

アトピー性皮膚炎(首、肩、胸)

不眠症(眠るときにきつくなる) 

病歴

小児のころからアトピー性皮膚炎(乾燥)があった。

小学生のときにきつくなり、病院でステロイドを処方してもらった。

5年前から顔が真っ赤になった。(病院でも原因は不明)疲労感が強く出るようになる。

2年前に今まで服用を続けたステロイドを急に止めてしまい、眠れないほど痒みがきつく出てしまった。

1年前からヒルドイドとステロイドを服用していいる。夜に寝るとき熱が体幹部にこもり、手足が冷たく感じる。寝ていると汗がよくでる。

診断

ステロイドホルモンの長期使用により、皮膚の深部および肺に熱がこもり発散出来ない状態が長引いてしまったと診断、皮膚の表面に浮かせる処置をとる。

治療 一回の治療で1〜5個の少数のツボ(百会、内関、血海、至陽、少商、少衝、少沢神道、霊台)等を適宜選んで刺針した。
経過

初診5月31日 アトピー性皮膚炎(特に首と胸の前側がひどい)痒みで夜は寝られない。

2診目6月2日 顔の赤みがひく。

15診目7月2日 体が軽くなってきた。治療後は2時間くらい寝れた。

26診目7月18日 体力がついてきた。皮膚の熱がこもらなくなってきて、傷が治りやすくなった。4,5時間は寝れるようになった。

28診目7月23日 痒みの頻度が減ってきた。

31診目7月30日 夜中の3時から9時までぐっすり眠れるようになる。

35診目8月8日 痒みが治まってきた。

59診目12月21日 寝つきがよくなってきた。(30分以内)

97診目11月25日 夜中の2時から10時まで寝れるようになった。

現在の状態 2年後の現在には、痒みはあまり出ていない。顔がすっきりと鮫肌様の状態が柔らかくなり、どす黒い赤色の皮膚だったが普通の肌色になる。ただ、睡眠だけが夜眠れず朝方からお昼でないと寝れず、身体の深部にこもった熱が影響していると考えられる。ステロイドホルモンの長期使用の副作用はきつく、引き続き治療を継続している。