鍼灸大阪・吹田・豊中・中国医学針灸 やわらぎ江坂治療院  養生法
自分で行う予防法
■スポーツ=健康と言う考えを改める。
■東洋医学の健康の基本は呼吸。
■陰陽と食事。
■我慢しすぎは逆効果!
 
スポーツ=健康と言う考えを改める。

 現在、健康ブームは真っ盛り、老若男女こぞって趣味・レジャーとしてのスポーツにいそしんでいるようです。しかし気をつけなければいけないのは、自分の体力体調を越えた運動を行ってかえって身体を壊してしまうと言う笑えない悲劇が数多く起きていることです。ジョギング中に心臓発作で倒 れた、エアロビクスで足を痛めた、ゴルフで血圧が上がった、日常で起こるこういった障害は枚挙にいとまがありません。

 さらに最も体力や体格、運動神経に優れているはずのプロスポーツ選手やオリンピック選手などで身体の故障がない人がいないほどです。いつのまにかスポーツ=健康という図式ができあがっており、健康のためにまず身体を動かそう、汗を流そうと考え、いきなり走り出す人が大勢います。また、根がまじめな日本人は辛さを我慢して得る達成感に価値を見出すことが多く、そのことがさらにスポーツ障害を引き起こしやすくなっているのです。運動部のしごきや、精神修行と称した厳しいトレーニングがいい例でしょう。

 それまで、けっこうハードに運動をしてきた人が必ずしも健康ではないという多くの事実に目をむけて下さい。私のこれまでの診断・治療の中で予防医学としてのスポーツを奨励したことはありません。
 あくまでも東洋医学的な気を整えるための誰にでもできる簡単な運動を勧めています。

東洋医学の健康の基本は呼吸。

 
  東洋医学的に考えると西洋的なスポーツというものはそのほとんどが健康のためには必要のないものなのです。なぜなら東洋医学の健康の基本とは呼吸です。それもゆっくりとした呼吸です。ゆっくり吸いゆっくり吐く。深呼吸ほど大きく吸い込むのではなく、あくまで呼吸そのものをゆっくりゆったり行うのです。中国古来の武術の一つであり健康のための運動法である太極拳の呼吸でも動きに合わせたゆっくりしたものです。激しい動き、速い動きは必要ありません。もっとも簡単でよい運動が散歩で。今流行のウォーキングでもいいのですがそれよりももっと遅いぶらぶら歩きでけっこうです。散歩療法と呼びますがこれだけでどんどん良くなっていくのです。  
  東洋医学的運動と西洋スポーツの決定的違いは、呼吸とスピードにあります。ゆっくり行う呼吸は気を整えます。東洋の”スポーツ”の代表である武道の基本は呼吸です。たとえ激しく動き回るように見えても上級者の呼吸は決して乱れません。逆に言うと呼吸の乱れがスキを生むのです。また遅いスピードは筋肉・関節に負担をかけません。速く・激しいスポーツで起こる障害とは無縁なのです。

散歩療法はできるだけ環境のいいところ、緑の多いところや空気のきれいなところで歩くことをおすすめします。呼吸を乱さないと言う条件であれば水泳もけっこうです。これもゆっくりした呼吸に合う泳ぎとなります。

陰陽と食事。
 東洋医学は陰陽と言う一つのものでありながら陰と陽と言う二つに分けられると言う二元的一元論で考えられています。陰陽と言うのは暖かいと寒い、上と下、右と左などお互い同士がなくてはならない
  関係にありながら互いに反発する性質を持つものです。陰陽はまた絶対的なものではなく、相対的なもので例えば朝方のお日様と午後2時ごろのお日様では朝方が陰となり午後は陽となります。
しかし朝と夜では朝が陽で夜は陰になります。このように相対するものによって陰陽は変化していきます。
  人間の体質と食事にも密接な関係があります。陽の人は寒熱で言う熱の状態、つまり熱さを指し、陰の人は寒の状態、つまり冷えを指します。この違いによって体質も違い、とるべき食事も違ってきます。
  
  陰の人は「冷え」ですから寒さを嫌い、熱さ・温かさを好みます。冬より夏が好きで、寒がりです。おしっこが近く、白っぽい尿が出ます。舌も白っぽく、あまり水を飲みたがりません。便もやわらかく、下痢をしやすい体質です。陽の人は「熱」で、陰とは反対に暑がりで、冷たさ・涼しさを好みます。水を多くのみ、あまりおしっこに行かず、黄色っぽい尿を出します。舌は紅く便秘になりやすい体質です。

  したがって食べ物は、陰の人には冷えを防ぐ温かい食べ物、陽の人には熱を冷ます冷たいものがいいわけです。冷えを誘うものには、冷たいもの以外にも、果物・生野菜など水気の多いものや、刺身などもあまり良くありません。陰の人には、温めたものや肉などカロリーの高いものが良いとされます。
  一方熱の人は体が熱しているわけですからそれを冷ます必要があります。水気のあるものあまりカロリーの高くないものを中心にとって下さい。

我慢しすぎは逆効果!
 酒やタバコはどうなんだ?という人も多いでしょう。愛煙家や左党には気になるところです。どちらも「過ぎたるは〜」当然いけないにしても、いきなり禁止というのは無理です。酒やタバコは嗜好品であり、それは人間の楽しみやストレス解消に役立っているのです。酒・タバコはおいしく感じる時にリラックスして嗜むのが正解でしょう。